でも血液サラサラみたいなコーナーの本ってほんと中身ないのね。スカスカ。ワイドショーみたい。何なのあれ。
だいたい監修は医師なんだけど、「ふりがながないとこんな単語も読めない幼稚な層がターゲットなのかよこの本は!!」って本ばっか。文章もその意味するところもほんと小学生の国語みたいに簡単すぎて、なんか暗に馬鹿にされてる感じがする。
唸りながらウロウロして解剖学の棚に来てみたら、いやそこにはまさに「腸内細菌叢」というタイトルの本があるではないですか!
めっちゃ面白くて感動。おひとつ頂いちゃう。
そのへんの病名が一通り書いてある感じ。でも抱合型胆汁酸とかぐぐってもよくわからん専門用語がてんこもり。まあ俺医者じゃないし。
ある病気の人の細菌叢には際立った特徴があるものがあり、その特徴があるとその病気になるというものなのか、その病気になるとその特徴になるというものなのか、はその病気によるらしい。
高脂肪食のマウスから生まれた仔は肥満になる。
帝王切開と経膣分娩では新生児の腸内細菌叢の構成が違う。
膵臓がんに細菌叢があるケースがあり、それはその人の腸内細菌叢由来であるらしく、その細菌叢がある人とない人とでは死亡率が違うとか。がんにその細菌叢がある方が生存率上がるらしい。不思議。どうやって腸から膵臓に行くんだ。
ボストンマラソンの上位成績者に見られる細菌は乳酸を食べる、その記事は記憶にあるけど菌の名前忘れてた。それがわかった。べいろねら。
ということは。
これからのスポーツ界はドーピングの代わりに便移植が流行るんだろうな。しかしそんなの薬物と違って禁止できるのか??禁止どころか推奨したらいいんじゃないかしら。より健康にスポーツできるようになるんだし。
あとベゾスのinvent & wanderも買ったんだけどぜーんぜん面白くなかった。
マズローのいう自己実現欲求みたいな高尚なもの、あたしには全くないから共感できる部分が少ないね。ほーへーすごいねーでおわり。でも「コサイン」って答えたプリンストンの同級生のエピソードは面白かった。こういうエピソードだけの自伝的な話を期待してたわ。こいうの好きそうな友人Iに連絡して譲る約束した。
あと2034米中戦争の邦訳が出てたから買ってみた。でも正月は長いね。
いまamazonでリンク出そうとしたらレコメンドに「invent wonder」が出たんだけど、wanderとwonderは似て非なるものですわ。まあwonderでもいいけどそれなら「wonder & invent」になるような。