晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

お前みたいに傲慢な奴は

クルクルパーなんだからもう相手してあげなーいと教える代わりに、あたしはくしゃみをひっかけてあげよう。だって赤紫式部の目的は、
「相手がわからなくても構わない、わかる人だけついてきてよね。わからなきゃあたしが教えてあげるから。何でも聞いて。何でも知ってるわ」
というスタンスを保持することによって、相手より優位に立つことだからである。
もちろん、こう確信しているかどうかに関係なくあたしはくしゃみしてあげなくちゃいけないわけですが、こういう女はえてして、その話法を理屈ではなくて経験上体得しているものです。
頭悪いから難しい話って覚えられなーい、自分でも考えられなーい、でも単語をワケわかんなくするぐらいだったらできるわ〜、そしたらみんながこぞってアタシに聞いてくるんだもの快感よこれはやめられるわけないじゃない、と踏んだ場数の分だけクチがそう回るように、仕上がっちゃってんです。