晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

ふん。

顔が赤紫式部でも、体型がマトリョーシカでも、独り言ばっかりでうるさくても、東横線沿線の駅から10分以内の家を買ったことを自慢しても、初対面の人間相手に最低限の敬語を遣えなくても、心の広いあたしは全てを見逃してあげよう。
でもその質問を強要する傲慢な話法を、あたくしは許しません。なぜなら、もし赤紫式部ちゃんがモデル体型であっても美しい声であっても六本木ヒルズに住んでて完璧な敬語を操っても、あたくしはそういう話し方が



ダイキライだから。