晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

お受験教室に入れてみたいのは、

完璧に仕上がっている受験システムと受験産業に対して、あたしという親がどこでどんなふうに拒絶されるか、そして客観的に自分の子がそのシステムにどこまで要領よく巻き込まれる可能性があるか、を見たいだけ。ジーンズはやめて見た目は完璧にしよう。座った時にも膝の見えないスーツを買って低いヒールの地味な靴を履こう。敬語も馬鹿丁寧に操ってみせよう。
いかにも御社の合格実績に貢献できる親子であるかのように安心させておいて、見た目で中身までは判断できないことを塾でも受験でも証明してみよう。
第一志望は慶應、第二はそうだな暁星にしとくか。こんな書き方しただけで、「真剣に合格を目指している受験準備組」にどれだけ白い目で見られるのか、想像しただけで笑っちゃう震えちゃうね。
ちなみに、食事中に左手を椅子に置いて重心をかけちゃうミカちゃんの子は、こんど中学受験だそうですよ。中学ともなると家庭の食事のマナーなんて関係ないのね。笑っちゃう。