晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

でも育児本とか人生案内とかだとね、

勉強だけの生活でいいのか」(注:削ってます)

 高校1年生、15歳の女子です。今の学校に入ってよかったのだろうかと、疑問を覚えます。
 ただひたすら、机に向かって勉強という毎日です。学校は、授業の進め方が私に合っているだろうと選びましたが、クラスの人数が多く、考えていたより勉強がやりにくいのです。勉強だけの今の生活に物足りなさも感じます。最近私は、働きながら学ぶというのが、理想だと思うようになってきました。
 今まで、周りに反対されたことはあきらめてきました。でも一度、自分の思うようにやってみたいのです。
 ただ、今の学校を中退したいと言っても、親は許してくれそうにありません。「授業料は払った」「辞めてもらったら困る」と言うに違いありません。
 私は親に反対されても思うようにやるべきでしょうか。それともせっかく入った学校なのだから、卒業まで通うべきなのでしょうか。アドバイスして下さい。(兵庫・H子)

 あなたは15歳。学校がつらいのではなく、物足りなく、働きながら学べば、充実すると思えるのですね。なかなか冒険心に富んだ方だな、と思います。
 でも、焦りは禁物です。働きながら学ぶのは、強い意志が必要。15歳で働く場もそう簡単には保障されていません。親に守られ、存分に勉強のできる時期は「今しかない」のです
 つまらなく思っても、基礎的な学力は、あなたがこれから自立して生きていくための武器です。
 準備体操もせずに、いきなり動き出すのは危険です。後、2年です。冒険はそれから。今のうちに知力を鍛え、エネルギーを蓄えましょうよ。勉強だけの日々が物足りないのなら、3か月、6か月、といった短い周期での目標を自分なりに立て、それを達成していくやりかたもいいですよ。
 なにかの楽器をこなせるようにするとか、読書何冊達成とか、パソコン習得とか、自分の未来のために有用なことに時間をかける。それが自立へ向かう自分自身への大切な支援です。

こうなるわけです。
あたしが赤字にした部分なんかどうでしょうね。

  • どうして彼女の悩みを「焦り」と断定できるのか。
  • 働きながら学ぶのに必要なのは意思だけか。
  • 存分に勉強できるのは今だけ?=今勉強しておけば後はもういらない?
  • 自分の未来。あはは。明日は来ないかもしれないのに。

という具合に、ものすごーく物分りのいい大人のふりをして、結局高校を辞めないでおくという選択肢だけを演繹しているのが果てしなく狡い。
義務教育を終えた人に「基礎的な学力はこれからの武器」なんて、日本の義務教育は基礎を抑えていないし修めても武器にはならないということに他ならない。だったらなぜ