晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

そんなヤツもいるということなんか想像したことのない人々が圧倒的多数らしくて、

こないだちょっと緊急事態があって服を貸した友人Sなんかは、わざわざ高価なストッキングなんかつけて返してくれましたけど、あたしは「ストッキングなんか履かない」んですよ。
普段のあたしを思い出してくれればすぐ気付くような簡単なことなのに。ストッキングなんかつけて歩いた試したがないよ、この5年。だからただのポーズ。本当にただのポーズ。
本気であたしのことを思いやって礼を尽くして返したいと思ったのなら、「何かお礼をしたいんだけど」とあたしに一言尋ねない限り、「思いやりの正解」なんか出てこない。
だから彼女のそのストッキングという誠意は、ただの欺瞞なんです。自己満足なの。どうもありがとうとクチで言うだけでは「自分が」もの足りないから、それなりのものを入れておけば正解だろうという、ただの欺瞞です。あたしという人間をちっとも思いやってないから、結果として減点。