晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「カワイソウね」「タイヘンね」に比肩する横暴な言葉。

あたくしは、人に心配されるのは好きじゃありません。
「心配」というのは、心を配ると書いてはあるけれども、その実いい心を配っているわけではない。
単に、案じるということですから。
案じるというのは、先行きが不安な場合をということであり、悪い予測を立てているということであり、結局その将来を悲観しているということ。
そして「他人の将来を」全力で悲観するだけして他には何もしないという偽善を成す者のことを、物の怪と言います。
自分や家族を案じた上の対策として傘を持たせたり保険に入ったり、ということとはワケが違う。全然違う。なぜならあんた他人でしょう?なんで他人のことをそんなに細かく心配しておいでなワケ?そんなに心配なら、その悪い予測が当たった時のための保険料払ってくだすってもよくってよ?
人を心配してる余裕があるんなら、自分の老後の心配でもしてなさいよっての。物の怪の類の嗜好性はほんとに理解できないね。こんど会ったらあんたの老後を心配しまくってさしあげますわ。