晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

おお。思い出した。

いつだったか未熟児の話題になったとき、結婚もしてなきゃ育児もしてない彼女が、このあたくしに向かって「いかに未熟児を育てていくのが大変か」を語ってくれた。
「吸う力も弱いから、哺乳瓶の乳首も特殊なものじゃなきゃいけないし、食いだめも聞かないからまめに授乳しなくちゃいけないし」云々。
「あーもしかしてこの子、頭おかしい?」
と思ったものです。
貴様は常にこんな調子で、相手の知識=話題の前提がどのへんのラインにあるかを確認しない。特にあたしのように「知ってることを知らないと思われてクドクド解説されるのを毛嫌いする人間」にとって、こういう阿呆は天敵以外の何物でもない。
であたしは半分イヤミのつもりで「へえぇそうなんだ。全然知らなかった。よく知ってるのね」と褒めておいた。多分額面通りに受け取っていることでしょうが。