晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

だって主犯は見た目で人を欺いてきたんだから。人は、見た目に欺かれてきたんだから。

見た目、印象。ライターだって自分が間違ってるかどうかなんて考えたことがなかった。だって、見た目がこうだったから。印象がこうだったから。報道がそうだったから。皆そう思ってたから。
そのときの自分の判断は、事実を知るその瞬間まで間違っていなかった。その時点で与えられている情報から、自分は判断しなきゃいけなかったんだから。
つまり、間違ってても間違ってなくても、本人がそう思ったんだからそれは感性なんだからどうしようもないでしょってことが書いてあるんだと思った。その感性が人を追い詰めていったんだってことが書いてあったから。
子供を自転車に乗せる母親達や暴走車両が大好きなニイチャン達がいくら心根が優しく思いやりに溢れた尊敬できる実直な人間であっても、「あたしを刑務所に送った時点で」もう最悪だから。もう間違いなく最悪だから。最悪なことにならないよう、見た目で人を判断して、避けていくしかないんだとあたしが思えばそれは真実でしかないから。