晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

この時間帯この距離この速度なら確実に初乗り料金の距離。

770円。今まで何回も乗っている道のりで、有り得ない初の初乗り負け*1
僕が怒りを湛えた笑顔で660円を置いて
「今から自宅に戻って差額を取ってまた戻りますから、しばらくお待ちいただけませんか?」
と言ったら、
「本当にないんですか?」
と君は驚いた。いや、驚いたふりをしてみせたのだろうか。
「いいえありますよ。取って戻りますから、お待ちいただけませんか?」
と言ったら君はあっさり諦めた。僕のものすごい笑顔を、君は真に受けたのだろうか。

*1:初乗り料金を1コマ超えた