晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

おお忘れてた。こないだ乗ったタクシー。

君の考えていることが、僕は本当に手にとるようにわかったよ。
赤信号で行列中、君は抜けられる隙間を抜けてまで手前の脇道を左折しようとしなかった。
君は商業高校の裏の信号で、歩行者信号の点滅を見て黄色で止まるように加速した
点滅を見て加速しておきながら黄色で止まるなんて、君はなんてあざとい技を身に付けているんだろう。歩行者も対向車もいないあの道で、そんな見せかけの加速で消費者を欺けると君は思ったのだろうか?
君は信号の位置もタイミングもすべて計算ずくで、僕も同じように計算していた。僕だったらこの条件をどう走るだろうかと。君がタクシーではなくて自家用車だったら、同じように走るだろうかと。
南平台の中を行こうとした君のプランを却下した時点で、僕が君と同じような経験値があると警戒しなかった時点で、君は僕に負けた。