晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「みんな仲良くね」

というのは、暴力を振るう巨漢も陰湿な嫌味ばかり言うひねくれものも愚痴ばかり達者な偽善者もひっくるめて全員と仲良くすることだとあたしは思うから、委員長には決して「みんなと仲良くしなさい」などと無理なことは言わない。
「別にキライなものはキライでいいけど、それでどうなっても自分で責任取りなさいよ。今日はAくんがキライでもう一緒に遊ばないのはいいけど、明日はBちゃんがキライであさってはCくんがキライでだからってやっていくとそのうちあんたと遊んでくれる人なんか一人もいなくなるってことでしょう?−1/dayの減算ぐらいできるでしょう?あんたのクラスには何人のクラスメイトがいるんですか?」
と粘着質にやっていると、愚息なんか簡単に根を上げる。
野球阿呆の小学生*1を見てその場で、彼らを見据えて、
「どうしてこんなところで野球やってんの?」
「親の顔が見たいもんだわ」
「こんなとこで野球やらせて知らんぷりの親なんて、人の子に怪我させた時責任取ってくれるのかしら」
とはっきり聞こえるように言ってやった。

*1:常習犯