晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

返す返すも憎むべきは母親。

あたしは小さい頃勉強がよくできた。独りで本ばっかり読んでた。子供なんか勉強ができればそれでいいんだと思ってた。それなのにあの母親はあたしをしょっちゅう怒鳴った。
そもそも「勉強さえできればいい」という発想そのものが間違っていて、あたしがその傲慢で俗物的な勘違いを正せない原因*1は、それをあたしに植え付けた母親が常に横にいたからだった。小学校の間はずっと、自分で選んだ本をあたしに読ませた。立派な思想統制だこれは。

*1:今に至るも不勉強な人間を軽んじる後遺症は取れない。性格として組み込まれてしまった。