晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

友人Hが、貸してくれた本。イジワルな本。

どんな(本が好き)?と尋ねたら、うーん意地悪な話が多いかな、と言う。

女性ばっかりだったから、男性作家は読まないの?と聞いたら、「女の真実を描けるのは女だけ。男は、結局ちょっと騙されて終わっちゃうから」とのたまう!

で読んだのが

孤虫症 と 女ともだち (講談社文庫)

('A`)

勝ち組とか負け組とかそーいう感じがぎっとぎとのでーろでろ。

マンションの広さだの高さだの、買った時期だの値崩れだの。

男獲ったとか獲られたとかそーいうの('A`)

いいねーリアリティがあるねー。

そして確かに意地悪だ。

でも女なんて底意地悪くてデフォルトだから、うーんこういうのは当たり前にいるんだけど、とりあえず今の周辺にはいなくてよかった!と。

ただサスペンスだった。

違う。あたしはもっともっと、じっとりしてるのを読みたい。

これは次回ぜひ友人にアピールしなきゃならない。一回読んだらもうわかったって本はあんまり読まないんだよね。何度か読まないとわからないような本がいいんだけど。いやもちろんそれはサスペンスとかじゃなくて。SFとか論外で。

 

 

ところでザメコちゃんのブログが閉じちゃったんだよね。

あらまー離婚して親権もがれたときも数カ月沈没してたしねえ、と思っていたら、お店まで閉じちゃった。止まってるんじゃなくて、つながらない。ホントに閉じちゃった。

ガンで入院しようが母子でハワイに行こうが、人に任せてれば安定して日銭稼いでいられたのに。可哀想に。と一応言ってみる。経理とか絶対無理だよね。他人を尊敬するとか信用するとか、できない人の末路。可哀想に。大変だよねえ。

「これから大変だよねえ」

これからのことを心配してあげてるように見せかけて、ただ対岸の火事を見物してるってだけ。よくあの場面でそんなセリフが吐けるもんだなと呆れ返った(ていうかこんな黒いヤツと何年もつきあってたのか!と今更のように我に却った)ことを、もうすぐ4年経つけどまだはっきりと覚えてる。今はもうああいう意地悪なのが周囲にいなくて、本当によかった!