晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

先週「いまさら若きウェルテルの悩み読んだんだけど」と言ったら

どんな話?と聞かれた。
えー知らないの?ってあたしも知らないような気がしたから読んでみたんだけど、オチみて思い出したよ大学の授業で使ってたってことを。あなたが知らないはずがないって。あたし戯曲とか書簡タイプってものすごく苦手なんだけど、あれは書簡。
まあいいからオチ教えてよって言われて「既婚者に横恋慕して短銃自殺」ってまるで俳句。あの名作がたった13文字に('A`)
「でも当時は売れまくって一世を風靡して、後追い自殺とこれのモデルになった男性の墓参りが流行ったんだって」
「まあどんな小説も大概はそんな複雑な色恋に自殺とか心中が絡ませてあるんだよね。ウケるっていうか売れるんだねいつの時代も」
「ああ五木とか淳一とかみたいなね」
ゲーテと五木を一緒にするの?」
「うーんそこに谷崎潤一郎も入るね」
「するとあれだ、三島由紀夫だ」
と、エロオヤジの列挙合戦になった。