晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

・・・だから、何?

しらけるのは、彼女の家の庭が猫の額並みだから。翻ってうちの実家じゃ、誰も雑草を「全部」抜いたことなんかない。
なおかつ、義母Hのキレイ好きもかなり怪しい。あれはコンパスが小さいだけ。彼女の語彙が決定的に足りないのと同じで、彼女の家は散らかすほど多くの物はない。
でも「抜いてったもの」なんてふんぞり返られたら、あたしもまさか
「お宅のお庭小さいものね」
と言うわけにはいかず、
「あらすごいのね」
と言わざるを得ない。ああまた心にもないことを言ってしまいました。神様嘘つきのあたしを許して。
こういうパターンが結構あるんだよねー。彼女が何かを言い切り、えっ今ので話がオチたんですか?!マジで?!って戸惑いながらあたしがそれを受ける、という。
フルタイムで働くと毎日の料理が面倒、っていう話の流れで煮物のことを、カレーみたいな煮込みモノって2日目もおいしいしラク、って言ったら何が気に障ったのか、彼女に「私は2日連続で同じ物食べるの嫌いだから、その日に食べる分だけ煮るの」って返されて、まさか「あーー専業主婦はヒマでよござんすねえ!」とは言えないから「手抜きしないのね偉いわ」なんて言ちゃってああ神様ウソツキでごめんなさい!とかね。