晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

簡単なルールの組み合わせ

で成り立ってんのが漢字であって、その基本を知らない人の書いた字なんて字の体裁をなさない。書き順とは、自分が書きやすく書くためのルールじゃなくて、「自分が書いた字を読ませる相手が読みやすいように」つまり「相手が知っている字と同じ字になるように」字を書くためのルールなんですよ。美しい字っていうのは、相互理解の根幹をなす文化なワケ。
だからこんな簡単なルールも覚えられない(覚えようとする気がしないまたは覚えようと努力しても覚えられない)人は、その理解を放棄してると思わざるを得ない。あたくしのように漢字が好きな人間に笑われても結構と思っているに違いないと思うワケ。
実際、模倣犯に出てくる和明って子は放棄してた。おかしい、これはおかしいと周囲は気づかなかったし、本人も疑問に思わなかったから、結果として放棄するしかなかった。