晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

でもそれですら、本末転倒どころか完全な間違いなんですよ。

そのセリフそのものが差別意識の表明だから。
子が「あの人かわいそうだねえ」と言った時、「あのね、手のない人を見てもかわいそうと言ってはいけません」と言う親がもしいたとしたら、その親ははっきりとその人をかわいそうだと思っている。そこにはもう差別意識が厳然と存在しちゃってるんですよ。その差別を前提に「かわいそう」なんて上から下を見て呟く大偽善者のセリフ。脳が不自由な人間の傲慢。
「あの人太っててかわいそう」あたしは太ってなくてよかった。
「あの人病気でかわいそう」あたしは健康でよかった。
「あの人怪我をしてかわいそう」あたしは痛くも痒くもなくてよかった。
「あの人泥棒に入られてかわいそう」あたしはへそくり完璧でよかった。