晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

義道っちゃんの孤独教

がしみじみ浸透した脳で、「人を嫌うということをつきつめて考えていくと、人を好きだと思うことについて考えるに至る」ということがわかってちょっと安心。
いやー自分がこのまま世間の人々全員を嫌って行ったら、ヒネた性格が病的にヒネていくんじゃないかとかなり心配してたんだけど。
人に期待しないでおく手法は、その人に裏切られてその人を嫌う必要がなくなるから?人の言葉を鵜呑みにしない手法は、その言葉とは違う条件で問題が起きたときに全然参考にならないことがわかって自分が苦しむ羽目になるから?とにかく多分、「人の言葉で考えると、その言葉以外でものが考えられなくなるから」だと思う。
義道っちゃんの著書群、あたしは結構いい順番で読んでるなと自分では思うんだけど、何度も繰り返して読むと彼は「キライになれ」「こう考えろ」とは言わなくて、「私はこう考えますが、あなたはそれをどこまで、どのように正確に考えていきますか?」と、結局「自分の言葉で正確に考えていくこと」をしてくれと言っているわけですよ。