晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「第一、ママも嘘ついてるかもしれないし、よくないこと言ってるかもしれないし、とにかく目の前の物とか出来事とかを、自分ひとりでよく観察してじっくり考えなさい」

「かんさつって何?」
「じーっと見ること」
「あーーわかった。昨日ママさ、サラダ*1をお皿から取ってれいちゃん*2に見せたでしょ、あれはよくなかったねえ。ボクちゃんと見てたよ」
「でっしょう?」
「あとさーーこないだウエスティンでトイレに行ったらさ、ピアノがあってさ、ママピアノ弾こうとしたでしょう?あれもよくなかったねえ」
「・・・でしょう?」
「それからさ、ママさ、こないだ西武さんでエレベータ乗るときにさ、上に行くのにさ、下に動いてるエレベータに乗ってさ、走って上に行こうとしたでしょ?あれも絶対絶対よくなかったねえ」
「・・・いえあれも冗談でして」

*1:レストランの前に出てたメニューのサンプル

*2:道路の反対側にいたので見せたかった