晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「利根川のほとり」

 きのふまた身を投げんと思ひて

 利根川のほとりをさまよひしが

 水の流れはやくして

 わがなげきせきとむるすべもなければ

 おめおめと生きながらへて

 今日もまた河原に来り石投げてあそびくらしつ

 きのふけふ

 ある甲斐もなきわが身をばかくばかりいとしと思ふうれしさ

 たれかは殺すとするものぞ

 抱きしめて抱きしめてこそ泣くべかりけれ

当時自虐的に愛していた詩、萩原朔太郎。それまでも読んでたけど、この詩には気づかなかった。突然目に入った。そして泣きましたよ。
鬱で苦しんでる人で、これ読んで泣かない人はいないとおもう。