晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

きっと祖父は、孫が自分の死期を悲しんで泣いてるんだと思っただろーね

が、あたしはそんなじーさんの死なんかすっとばしてて、とにかく悲しくてたまらないモードに落ちてた。じーさんが死ぬことなんか爪の先ほど以上にどうでもよかった。
相部屋の老人達もきっと、葬式で泣かれてもわからんから、死ぬ前にああやって泣いてもらうのもいいかなと思ったんじゃないかな。と今は思うけどそのときはそれどころじゃなかった。