晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

またBOOKOFFって8冊げっと。

「人はなぜ悪口を言うのか」
ハズレ。
おーーハズレ。
上司が部下の、部下が上司の、美人がブスの、ブスが美人の、貧者が富者の、富者が貧者の、皮肉や中傷や陰口を「あからさまに」侮辱する目的で喋りまわるのは別段珍しくもなんともない。なぜ言うのかなんて本にするまでもない。そんなこと常識中の常識ですよねっていう事実の羅列。

あたしが知りたかったのはだ

まったく対当な立場にいる相手を完全に見下していて、自覚的または無自覚的に相手にそれを知らしめる場合の心理、なんですけどね。
ザメが友人Aを小馬鹿にしたい心理っていうのがどうしても理解できないんだよね。
どこからどーーーーみても好意は感じられない。いや、悪意しか読み取れない。キライなら離れてればいいし、スキならお付き合いしてればいい。と思うのに、ザメは友人Aを明らかにキラっているようにしか見えないのに、友人Aの動向は気になる、という特異な性質を露呈*1している点が、なんとも理解不能。

*1:これ重要。隠せてない/隠してない点に注目。

別に理解してやる義理はないが

友人Aがその無礼な言動に大変迷惑しているので、対策を検討するにあたって心理分析を試みている次第。
と、そのハズレ本をぶんぶん振り回しながら考えているところに、友人Bから別件で電話があったんでこの話をざっと聞いてもらったら、「なんでそんなこともわかんないの」と呆れられました。

「小学生のイジメっ子の心理」

そのバカ女はその子がスキなのよ、だって。
キライじゃないって。キライだったら動向なんか知っても何とも思わない。愛の反対語は無関心。スキだから関心があるわけ。でもそのスキの心理が歪んでる。その子が自分より下である限り、自分の位置を上げてくれるアイテムのひとつである限り、ダイスキ。

な、なるほど。

ちなみにこんなことがありました。
友人Aは、mixiのコミュニティのひとつに、パパの事業がちょっとトラブって大変でした、のようなことを書いたらしい。すると早速ザメから「大丈夫?」というメッセージが届いた。
ここまでなら、別に何とも思わない人が大多数だろうと思うけど。でもザメの、彼女への関心度の高さはやっぱり異常なんですよ。
まずザメはそのコミュニティに参加してない。で次に、彼女のその登録コミュニティってのは30以上あった。つまり、何をか思ってその30以上の板を全部覗いて、彼女の名前を探して、書き込みを見つけて、トラブルを知って、「大丈夫??」と寄越してきた、というので友人Aはそのキモチワルサに辟易したと。ストーキングかと。
この話をしてみたところ友人Bは、

「そういう人間は勝手に動いてくれるから便利に使え」

ものすごいトラブルを練り上げて「あの時心配してくれたあなただから相談できるんだけど」と切り出してホラを聞かせる。最後に「絶対に誰にも言わないでね」と念を押すことを忘れずに。
そういう性根の人間の舌は1秒たりとも黙っていられないから、周囲には「来週あたり、彼女からこういう話が回ってくるけど、完全にネタだから黙って騙されてあげてね」と根回しを忘れずに。

おもしろすぎる!

やっぱ渦中の人間には、気づくにも限界があるってことですね。
そういえばこの友人Bは以前あたしに「あなたが年末ジャンボで前後賞付の1等を当てようが強盗で刑務所に10年いようが、あなたは私の友人である」と言ったことがある。そのぐらい無関係で薄くあるべきってことなんですね相手のステータスっていうのは。
しかしザメはそうじゃない。人の不幸は蜜のアジ、人の幸運は苦々しい。それは一般的によくあることだと思うかと聞いたら、
「よくあることだと思うがそれを人に悟られたら人間失格
人間失格!とまで言い切った!
じゃザメにとってその友人Aはどんな位置づけだと思うかと聞いてみたらば、
「自分の優越感を維持するという利益のために必要不可欠な存在なのでは」と。
いやーなるほど。
何をきいても全部即答。
関係ないとこの話って、よく見えるものなのね。

で、被害対策。

そんな人種のくだらない優越感の道具にされちゃたまりません。
逆パタとはいえ、あたしも道具にされたんで怒ってるんですけど。
ていうか色々パターンを変えて、ほとんどの人がその「優越感」の被害に遭ってるわけですから。
でも他人のトラブルが骨の髄から好きな人に、わざわざオイシイ餌あげることなんかないと思うのよね。やっぱりハッピーなネタをウソで全然かまわないからちらっと聞かせる程度でいーんじゃないかしら。もしくはあたしのようにシンプルにカミングアウトして、自分に関する情報を枯渇させるとか。