晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

自分が言えばこの場が収まると思って

そんなことを言い出したわけがない。ただひたすら、文句いいたいだけ。あたしを人の言うことなんか聞かない頑固者だと詰るだけ詰っておきながら、だったら孫の勉強にクチ出したところで聞くわけがないとなぜ思わない。
おかげさまでその場にはまったく無用だった怒りがいきなり沸点を超え、ダブルクリティカルヒットを狙って
「そうやって約束事を反古にし続けて、人を小馬鹿にし続けて、来年もまたおばあちゃんちに遊びに行けると思ったら大間違いよ来年はナイからもう来ないから」
と委員長に怒鳴ったら超ストライクゾーンで「なんでだよーーー」と泣きだし、あたしを詰りながらなぜか実母までが「おばあちゃんがいけないのよごめんなさいね」などと泣き出す。