晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

先日、その叔母がうちに来た。

キッチンの端に置いてあった空き瓶を見るや否や、「これちゃんと分けてね」とのたまった。
もともとあたしは、「ご先祖は大切にするものよ」などと意味不明なことをありがたそうに説教するこの叔母のことをよく思っていなかったので、ここぞとばかりに詰問した。
私「え?どう分けるの?」
叔「これはビンでしょ、このフタはプラスティックだから燃えないゴミよ」
私「ビンと燃えないゴミでいいの?」
叔「そうよ。ビンとプラスティックなんだから。ほら見て、書いてあるでしょ」ちょっと口の端が上がる。
私「違うでしょ」
叔「違わないわよ」
私「ビンからこの紙をはがしてから捨てなきゃいけないわ。紙は燃えるゴミでしょ。このビンそのままじゃ捨てられないでしょ。だからこれは、燃えるゴミと燃えないゴミとビン」
叔「・・・そこまでやんなくてもいいのよ」