晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

いいんです。知りもしないままあたしは海外逃亡が夢なの。

受験は自分ひとりでたくさん。もうたくさん。一喜一憂の根幹が偏差値偏重教育の賜物であって、偏差値が物を言う資本主義社会、それはもう絶対に動かない事実なんだから。どこにいても脳みそは脳みそ、キョウイクはキョウイク。なるようになる。




でもこのお受験も


公立小学校も絶対にイヤ。





受験でしか着ないハロッズの定番スーツ買うのも、賛同してもいない教育方針におべんちゃら使うのも、かといって公僕どもに血税吸わせるのも、ご近所の腹のさぐりあいも、とにかく全部まっぴらごめんだ。近所の公立小学校に通ってる都営住宅の子供なんか、親の顔が見てみたくなるようなとんでもない振る舞いしかしない猿同然で、こんな猿の親達と運動会やPTCで関わることを考えるだけでうんざり。


メルボルンかNYCか、もうどこでもいいから。肌の色も目の色も言語もバックグラウンドも混ざりきってるところに紛れ込んでどうでもよくなりたい。もうこの際、アメリカの南部の片田舎でよそよそしくされてももういい。どうせガイジンなんだからあたしたちは。
とにかくあたしは馬に乗って散歩したいんだ。泥いじりして屋根に登って読書したい。人と自分が違うことが前提の文化を、ここいらでいくら叫んでも無駄だ。否、変人扱いしてもらって孤立すればまた違う道も開けるか。頼むよ大臣、海外赴任してくれ。ボストンなんか死んでもイヤなんてもう言わない。シリコンバレーみたいな田舎なんて真っ平なんてもう言わない。どこでもいいから赴任組に挙手して。