理由は、
ただね、サイゼリヤにいると、考え込んじゃうんですよ。
あそこの料理はスゴイと思う。渋谷はいつも混んでるし、三田だとクルマ置くとこないけど、有明なら休日でもそんなことないから、有明でゆっくりマイカのパプリカソースを食べられるのは最高だと思う。
ただ客層として、安さの割りにうますぎる店だから、例えば代官山のAfricaなんかにゃ決して出没しないような面子がちらほら。
いやちらほらじゃない。そんなのばっかり。
例えば、
別にイベント帰りでもなさそうな、でも場所柄絶対何かの趣味で来たんだろうなと思われる若者、
その姿態の醜さにあたしみたいなおばさんは驚いちゃうわけですよ。
あたしの横の委員長、その向こう側に座ってたから見るとはなしに十分観察できたんですけど、まあ10代。
でこの子は、「どうやっても椅子に綺麗に座ることができない下半身デブ」だったんだなこれがまた。彼女の４時方向にいるあたしから、彼女の顎のラインは実にすっきりしていることがわかるのに、腰から下がとにかくたわわなデブ。
最初は、「なんて座り方の汚い子なんだろう」とただ思った。
例えば恥骨と左右の膝蓋骨が、正三角形を描いているんだと思って下さいよ。
両膝を閉じて椅子に座る子なんかほとんどいないなんてこと、あたくしもわかってます。あたしだってしょっちゅう足組んで右のヒールと左のトゥをくっつけてごまかしてますよ。
でもさ、大股開きってそうそう見る機会がないワケ。就活の男子学生だってあんなに膝広げないぜってくらいに、開いちゃってんですよ、股間が。
なんだなんだ？？？
と不思議になってよくよく見たら、もう彼女はウエスト以下脂肪量がすごすぎるってことがわかった。特に大腿付近の脂肪が広がる有様は、彼女に両膝なんかつけさせない。
いや意識すればできることなのかもしれないけど、彼女にとって自然に座るってことは、恥骨と膝蓋骨で正三角形なスタイルに落ち着くってことらしい。
真向かいに座ってる制服の女の子はショートカットでお化粧っ気もなくてイノっちそっくりだし、一体この子達は何の趣味で集っているのか知りたくて知りたくて、耳がダンボになっちゃいましたよ。
左手を膝じゃなくて椅子に置いて重心をかけるミカちゃん。
あんた親いないの？と思ってこないだ聞いたら同居してるって言うじゃないの。髪型だの服だの人の噂話だのに喰らいつく前に、
食事中のその左手をどうにかしろ。
嗚呼同類だと思われたくない。かと言って指摘する勇気もない。うーん。いや、ある。あるある。実はある。実は言ってやりたいと最初から思っていた。
ミカちゃんなんて38歳とかのおばちゃんだぜ。他人に「その左手、やめてください。不愉快です」なんて言われたらどうなるだろうね。卒倒してくれないかな。
いえいえ大切な観察材料でございます。
でももう見飽きちゃったんだよね。やっぱこんど言ってやろ。
代官山で思い出した。
CouCouというピンクがCIの雑貨屋がある。これが大変危険である。全品300円であるうえに、どこからどう仕入れたのか300円以上の品々も並ぶ。
そして、100円ショップのようなこの手のお店にありがちなことに、大量入荷で補充なし、である点が非常に非常に危険である。
開店当時の品揃えも大変な充実ぶりだったけど、
その後の仕入れもまあ素晴らしいもので、あたしに限って言えば、とにかくこのお店に入って何も買わずに出て来られた試しがない。
で対策として、心臓を落ち着かせるというか、目を慣らすというか、「うおおおおおおかわいいいいぞおおおおお」と興奮しないようまめに見ることにしたのだがー。
ハワイ前後あわせて
２ヶ月余り、のぞいてなかった。ふと思いついて入ってみたが最期、「なんじゃこりゃあああああ！！」というかわいらしさに大興奮し、実験ラットのように店内をクルクルと歩き回り、気づいたら30点9450円お買い上げ。
CouCou（読み方すらわからぬまま１年が経とうとしている）
の場所はこちら。
LGマーケットわかります？あの横の坂下りてって、駅につきあたる前のアドレスの向かい。
もうほんっとに危険なお店ですから。お財布もたないでまずは偵察です。そこでキメたモノだけを翌日ゲットするんです。翌週じゃだめです。もうなくなってるかもしれないから。
そうなのよーーーもうないかもしれないのよーーー。
一期一会なのよーーーと思って毎回毎回沈没してんのあたしって。でも海外土産向けなモノがたくさんあって、ばらまき土産なら100円ショップでもいいけどさ、「ちょっと200円増しの誠意を」と思ったらここが最適なんだもの。
