晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「コモン ハ ナシ ヲ オボエタ」

スープはちっともピンと来なかったらしいんだけど、梨のひとかけ大きめなのをクチにあててみたらば。
最初はただあたしの指をかじるのと同じ気軽な感じだったのが、なんか妙にオイシイものだって気付いてから超真剣な目つきでちゅるちゅる。鼻息も荒くておかしいのなんの。
そのうちかじれるってことがわかっちゃって、喉に詰まらせちゃいけないしってオシマイにしたら「もっとーもっともっとー」と泣くのがこれまたかわいかった。