晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

ちょっかい出すその子に恨みはないし。

「ま粘膜ですから治りも速そうですし、目じゃなかったから。そんなに心配いらないと思ってます」
「本人の話によると自分が一方的に被害者ってことになってますが、実際のところは半分一緒に遊んで半分からかわれて、ってとこじゃないかと思うので、その辺はよくよく確認してください。謝罪はともかくとして、それで本人が何かカン違いしちゃってもよくないですから」
と答えたらほっとしたらしかった。恐らく、こういうトラブルで目をひんむいて抗議してくる親が一番面倒なんだろね。あたしはこういう半分偶発的な事故なんかよりも、他人に何の迷惑もかけてない私物についてイチイチ干渉されることの方に目をひんむく親です。