晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

クロアチアとハンガリーが難民を押し付け合い、オーストリアが「ドイツがもらってくれるんなら入れてもいいよ」と牽制。

1万じゃきかないでしょうよ。クロアチアは結局3日間で2万人強だから、ご新規様も合わせたら今後1週間で3万人は見込んどくべき。

Migrant crisis in Europe: Key dates

  • 13 July: Hungary starts building razor-wire fence on border with Serbia
  • 25 Aug: Germany says all Syrian refugees can apply for asylum there, regardless of which EU country they first entered
  • 2 Sept: Image of body of three-year-old Syrian Alan Kurdi, washed ashore in Turkey, moves public opinion worldwide
  • 12 Sept: Record 4,330 migrants cross into Hungary
  • 13 Sept: In a switch of policy, Germany introduces border controls with Austria - other EU nations later impose their own controls
  • 15 Sept: Hungary enforces tough laws on migrants crossing its border fence, prompting thousands to turn to Croatian route
  • 18 Sept: Croatia transports migrants over its border into Hungary, where Hungary rushes to build new fence

7月13日 ハンガリーセルビアとの国境に有刺鉄線を張り始める

8月25日 ドイツがシリア人歓迎宣言、ダブリン条約特例ボーナスタイム開始

9月2日 3才男児が海岸に打ち寄せられた画像に見入る世界

9月12日 ハンガリーに4330人流入

9月13日 ドイツがそーっとドアを閉め始め、周辺諸国はそれに倣う

9月15日 ハンガリーが国境を国境にする→民族大移動はクロアチアに流れる

9月18日 クロアチアが難民をハンガリーに送り返す→ハンガリー大慌てで有刺鉄線追加

 

このBBCのカレンダーよくできてるけど、フランスも春先からイタリアとの国境の海岸線にどんどこ溜まっていく黒人を絶対に入れまいと丁々発止の攻防を続けてきたのに、これではまるでハンガリークロアチアだけが駄々っ子のような印象を与えまいか。

 

6月頃、イタリア=フランス国境に溜まるアフリカ系の移住希望者達。

これの2本目3本目の動画、ここにはイタリア当局が居座る移民を排除するところが映ってる。フランスはこの国境を越えたらニースだから、こんなの入れる気は全然ない。3本目の動画によると「ちょっとひっぺがして、国境より少し遠いところに再配置」ってなんだか半端なことするよなあと思ったら、これを見ると

フランスが「イタリアくんは優秀だから、シェンゲン協定は順守するんだよね」と牽制したらしかった。

6月頃ここの黒人が「We need to go! We need to go!」と海岸の波消しブロックの上でペットボトルを叩きながら飛び跳ねていたのを見て初めて「命辛々身一つで逃げて来て息も絶え絶えな」という難民のイメージがEUでは全然違うらしいとわかった。彼らは今でも岩の上で跳ねてるんだろうか。

 

最近おぼえた英語。

tipping point「転換点」そうなのか?この場合は通過点じゃないか。

strife-torn countries「紛争で荒廃した国」

El dorado「黄金郷」ドイツ、イギリス、スウェーデンのこと。

 

ドイツはメルケル失脚したらさー、エジプトみたいに政権変わった途端にシリア人を突然追い出し始めるんじゃないかと思うよ。ドイツの政党には全然詳しくないけど、いくらナチスを反省しても国境の概念があるうちは、中の人と外の人の区別はなくならないでしょうよ。