晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

同性婚、賛成か反対か。

http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/17/gaymarriage-bill-uk_n_3608772.html

移民には大反対だけど、同性婚には賛成。同性婚の家庭も養子縁組OKな法律もセットで制定されるなら大賛成。

 

集団の反対語は個人。

子供いらない派の人がたまに発言小町とかで

「悠々自適に暮らせる毎日を、子供で台無しにするつもりはない。それなのに、子どもいないと老後がさみしいわよとか、自分の親子関係に問題があるから自分の子供がいらないと思うんでしょとか、色々ひがんでくる人がいて面倒。夫婦で蓄えも十分あるし、施設に入るつもり。しかも、よその子にかかる税金をこっちはたっぷり払ってるんだから、誰にも文句言わせない。これは私たちのライフスタイルなんだから!」

 と、わざわざ声を上げる人がいる。わざわざ。でもこれの逆で、自分がなぜ結婚と出産という選択をしたのかなんてことをぶつ主婦はまずいない。不思議。これはどうしてなの?

で、この、子供いらない派もひとつの個人的な事情だから正しいも間違いもない、と思う。でも、じっくり考察するまでもなく、絶対にこれが多数派になってはいけない。

理由はいたって単純で、「もしこれが大多数になったら社会が回らないから」それだけ。

ダウン症は21番の染色体がたった1本多いだけで、他は何も違わないんです!」と声高に叫ぶ松野明美にもこれは綺麗に当てはまる。国家という集団が「教育を受けて勤労して納税する国民」を一定数確保できなければ、個人のそういう事情は尊重されないし、福利厚生も機能しない。

 

だからもし自分の眼前でこんな阿呆がこんな声を上げたら、「そうですねーあなた正しいですよねーお金にも時間にも余裕があって素敵なライフスタイルですねー、みんなあなたが羨ましいですよー、ひとつの生き方として素晴らしく正しいってことを認めて、みんながあなたの真似をすると思いますよー、そしたらその施設であなたの面倒を見てくれる若者は、一体どこから来るんです???」と粘着してやる。

 

マイノリティがマジョリティになった世界を想像してみる。

 

というわけで同性婚は、種の保存的には確かに不自然な印象なんだけど、国家の婚姻の100%にはならないだろうという本能的な目論見があり、かつ次世代を養育するという義務も果たしてくれるなら、国家に未来があるから、賛成。

更に、ジョディ・フォスターとかエルトン・ジョンみたいに、自分の遺伝子持つ子が欲しいから頑張って稼ぐよっていうモチベーションがあるとなおいいと思う。アメリカなんて20年以上前から、同性婚の家も養子OKの州があるのにね。まあ、千年もすると事情は違ってるだろうけどさ。

 

テレビじゃたまーに性同一性障害の人を取り上げては、ただその生き様を描くだけ。見世物小屋じゃないっての。先々考えようぜと言いたいが、テレビだし、まあ所詮その程度かね。