- 作者: ヘルマンヘッセ,Hermann Hesse,実吉捷郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1959/04/05
- メディア: 文庫
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がそこの本屋で平積みになってて、買ってみた。
Bookoffで100円縛りとか好きなこの俺が、こんな古典を定価で買うなんて通常ありえないのに、「衝撃のラスト」とかいうPOPがあって、そいつが「ほれほれそこのだんな、世間が衝撃と思うことがあんたにも衝撃的かどうか試してみなさいよ」と挑発してきたから。つい。
これは、小5のとき車輪の下の次に読んだ本だ、というところまでは思い出したけど幸いあらすじも何も覚えてなくて、最後まで面白かった。中島義道も多分これを読んでるだろうと思う。ただ抒情詩傾向が強すぎて、風景が描けない。対談集みたいなものだと思って読めば読める。
で、POPに書いてあった「衝撃の」が係ってる場面。
多分コレを衝撃的だと言いたいんだろうということがありありとわかるんだけど、やっぱりそうじゃない。なんかうまく書けないんだけど、あの場面の何が衝撃ってソレが衝撃じゃない。衝撃的なのは、それが指示だったってことなのよ!!ビッグサイトみたいな低俗に落とし込むなこのあんぽんたん!!と叫びたい。勝ち負けで言うと、挑発に成功したPOPの勝ち(´д`)