晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

一瞬気色ばむも、事情を聞いて

知人Nは放っておけないと思ったらしく、すぐ引き取ってくれた。
「おとといからねえ、水しか飲んでないんですよ。お粥も食べないの」
「熱いかもしれないぐらいの温度じゃないと、食べないんだよ」
といいつつ、かいがいしく世話をしはじめる。
おそらく、このあたくしに任せておくと死んでしまうと思ったに違いない。