晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

全部混ぜたら同じ色。

 

asthetraingoesthrough.hatenadiary.com

 の続き。

ご近所の遠縁の家の話。

そこの長男が結婚するとき自宅を大々的に改築して、それはそこのおばちゃんも「退職金前借りした」って公表してたからあたしも知ってるんだけど。

父が言うには、その数年後そのおばちゃんが病気で亡くなって、定年前だったから残りの退職金プラスそこそこ何かが出て、それで普通の生命保険も何か降りたんだろう、アレ買ってコレ買って一体いくら残したのかねーという噂話で同じくご近所の父の友人Rと盛り上がったんだそうな。

でもそれ言ったらウチだって弟が家建てたのは祖父逝去後なんだから、ご近所から見たら税金払ってもまだ箱代は残ってたのか!なんて言われてただろうし、世の中そのように回っているものだと思うから心底アホらしくなって「よその家の買い物なんか数えてどうすんのよ」と言ったらやはり自分があれだけ喰らったあとだから気になると。「へーいいなー」で終わりだけどねあたし。いや実際その物品は羨ましいよ誰かが暮れるっていうんならもらっちゃうね。でも人の持ってるもの数えたところで自分の腹の底が黒々しくなってくだけでしょうに。

 

あの家もウチとは詳細が全然違うけど「継子が後妻の継母を実子のところに追い出した」(そこの孫とあたしは仲良かった)とか色々あったし、上っ面の物品だけを見て羨ましがってもしかたない。

一度仕事を世話して顔をつぶされたことのある知人Fによれば四則演算も怪しいというパパが転職しまくりの家、たまたま相続で転がり込んできた二束三文の遠くの山がたまたま中国人のお目にかなって爆儲けして、今は堂々と無職だけどそのカネを上納しなかったせいで共産党をクビになって友人知人が皆無とか。誰よりも金回りのいいママが実はただのニゴウサンで、一般家庭の有りよう全般にひとかたならぬ怨念がありオーラ真っ黒とか。旅行する先々でぽんとそこのでかいマンションを買ってみるのが趣味みたいなパパは旧財閥系の妾の子で親戚いるんだけどいないとかさ、持ってるもの全部まぜたらきっと誰でも同じような色合いなのよ。それでも物品だけを目の当たりにするとやっぱり人間だからちょっと動揺するけどね。そうすると目の前の洗濯物の山なんかを見るわけだw

 

人の税金なんかどうでもいいから早くブンピツしなさいよと言って、甥Nに買ってあった革のコインケース手作りキット、を持っていってもらった。

頼まれてからもう半年以上経ってると思うんだけど、当時はハンズに工具セットが必要なキットしかなくて、工具ったって7,8千円するからどうするかなと思って様子見てたら、やっとこないだ全部入り完結編のキットが出てたのを買えた。遅くなったわー。まあ毎度遅いんだけど。って話をしてたら、ハンズならクリックでいいじゃん送付先そっちにしてさと委員長に言われて「...( ゚д゚)」みたいになっちゃったw 親戚に物贈るのって自分の買い物とは全然違って昔風というか、発想が進歩しないね。