晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

いつ文革と六四が歴史から消えて、いつから南京30万の話が歴史に出てきたのか、それが重要だった。

中国が反日教育に血道を上げている経緯は、この本を読んでよくわかった。

中国では常に「国のトップが誰か敵を演出し、中共サイコーと洗脳済みの人民を煽り、結束させる」ということ。北朝鮮は言うに及ばず、韓国も小中華だから手法は同じなんだろうね。

私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)

私はなぜ「中国」を捨てたのか (WAC BUNKO)

 

毛沢東劉少奇その他人民を文化大革命で抹殺しまくり、

鄧小平は民主主義運動支持者を六四天安門事件で虐殺しまくり、

世界的にも非難が高まってさあどうしたものかなと考えて、90年代からは日本を敵にすることにしました。

 

石平さんは、大学生で日本留学中に天安門事件が起こり、そのあと中国に出張する度に、反日洗脳っぷりが徹底化していくのを見て心底呆れたという。自分が学生運動文革批判してた頃は南京大虐殺だの日本の右傾化だのまったく聞いたことがなかったと。

だって日本は、かつて侵略戦争を中国にしかけた油断ならない大敵だもの。そこらへんの歴史をちょっといじくって国恥教育で洗脳したところ、文革を知らず六四を正しいと信じる日本鬼子ヘイトな若者が順調に量産されている、ということのようだ。

中国人が息を吐くように嘘を吐くのは、文革と六四など真実を口にする人民を悉くしょっぴいて殺しまくってきた中共のせいです。人民が悪いんじゃなくて政権が悪いんだな。安倍さんがもし今「元寇の補償が先だ」「二千年許さない」なんて言ったら鼻血吹いて倒れるんじゃないか。

 

そして90年代後半には、「人々は道徳心と良識を失い、ひたすら節度のない汚い拝金主義に走っていた」。地理上も攻めやすく、歴史上も責めやすい。便利なニッポン。

確かにそんなことを他でも読んだことがあるなあ、と思ったら西原理恵子のとりあたまニュースだった。高須かっちゃんが天安門事件の前に北京行ったとき、「広場のど真ん中でカバン置き忘れて、次の日行ったら誰一人触らずにあった」とか。

 

{中国人民ー(文革+六四+法輪功)}*中共一党支配=13億総土人

これはこれでまた今度ねっとり考えるとして、その反日洗脳教育が遍くいきわたっているという前提で考えると、ムチャクチャ不思議なのが、中国人の日本旅行

 

 

 

もし。

もしあたしが、メディアが連日仮想敵国の国旗だの軍事訓練だのを騒いで、うっかりタレントが反日コードに引っかかると排泄物ひっかけて、もちろん敵国の歴史認識にも干渉して大騒ぎするような、徹底的な愛国洗脳教育の国に生まれてたら、その敵国に旅行して大金落としてやろうとか思うだろうか??

で、中国人観光客が中国人の観光ガイドに騙されて秋葉原の隅っこのぼったくり家電店にバス横づけされて「やっぱり日本鬼子サイテー!!」とか怒りながら帰国し、同朋とも知らずご近所に悪口を触れ回る。

 

運輸、観光、いろんな業界にとって2200億円ていうのは重要でもあるだろうから、せめてODA3兆円って観光バスのボディとガイドの旗と無料の中国語ガイドブックに刷っといてくれないかしら。あの人々絶対に知らないからそういうの。

 

 

 

主催者の山橋宏和さんは南京大虐殺犠牲者国家追悼日に非常に注目していた。「習近平国家主席が本日行った演説は非常に重要だ。日本人一人一人が内容を理解しなければならない。日本の右翼はいたるところで中国が追悼式典を開くのは、『日本包囲網』を構築するためだと主張しているが、これは全く事実ではない。中国が追悼式典を行うのは、歴史を記憶し、歴史の悲劇を繰り返すことを防ぐためであり、我々は右翼の間違った主張に反論しなければならない」

 

いつ文革と六四が歴史から消えたのか、いつから南京30万の話が出てきたのか、石平さんのようにそのあたりの歴史を記憶してる人に言われるならともかく、歴史を知らない人に「歴史を記憶しろ」とか言われるとムカツクねえ。