晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

出会い

なぜ他国の外交問題に非難決議を出すのか。

「それが通用しますかねえ?要するに、河野官房長官談話をだした前提を、歴代の内閣は同じように答弁してきたんですよ。強制的に集めるとか通達を強制的に出せとかないけれども、証言や総合的に資料を考えて河野官房長官を出しましたという・・・閣議決定とこの河野談話と、矛盾してるんじゃないんですか総理」

「矛盾しません」

と安倍さんが言えば、そうは言っても各国で慰安婦問題について非難決議が出てる、こんだけ出てる、つい先日もニューヨーク州でも出てる、どうなんですかこれは外交問題ですよねと辻本清美が続ける。ああもうなんで国会答弁の動画が消えるのよ('A`)

 

だからそれのどこが外交問題なんだと言いたい。 

 

例えば、対シリア非難決議というものを日本が採択したとしましょう。

シリアが内戦状態にあることは間違いない。でも日本が直接迷惑を被るわけでもない。でもなんでそんなことをするのか。

何が迷惑って、これのせいでアメリカとロシアが揉めたり、日本に「おい後方支援で何するんだお前は」と詰め寄ってきたりすることだ。アメリカに対して早々に意思表示するためにこそこの決議が採択されるのであって、シリアの反政府派を直接応援するつもりもなければ、アサド政権の軌道修正を期待してるわけでも当然ない。

だからそこで反政府派が「ほら日本までお前らの悪口言ってる!改めないとヤバイぞ?!」と政権に詰め寄ったところで実効力ゼロだってことは阿呆でもわかる。

 

 

更に例えて言うならば、「カチンの森はジェノサイドだった!ロシアは謝罪しろ!補償しろ!」ってポーランド人がロシアに喧嘩を売り出したとする。

各国で同情票を買う様子を見て、北方領土の入域が墓参以外全然進展しなくて困ってた北海道議会が便乗して対ロシア非難決議をだしてみた。そしたらロシア下院が「政府専用機が落ちたのを我が国の陰謀だとしているがそれは違いますからね!」とかいう声明を出してその喧嘩を高く買ったもんだから、慌てた日本政府が丸く収めようとして二島返還バーターのガス田開発ODAを増額した、みたいな妄想もできる。

 

日本政府だって、他国の非難決議が我が国の外交問題に発展しかねないから慰安婦問題に対応するべきなんじゃなくて、そんなのを外交問題に発展させようという思惑そのものと対決するべきだ、ってわかってるはずなのに。

 あんなのどこも正義を貫くためにやってるわけがなくてさ。単なる大人の事情を偉大な世間体と勘違いさせるべく、これはどうなんだ!外交問題だろ!空気読めない総理大臣さんよ!と国民をアジる辻本。うちのブロッコリーにみっちりひっついて、払っても払ってもいなくならないアブラムシみたいにめんどくさい。

 

 で最後に安倍さんが「ここで自分が何かを言って外交問題に発展させるのではなく、まずは専門家の研究を待ちたい」と。つまりそれは、自分が言いたいことはあんたらが喜ぶようなことじゃないからね、てこった。問題にしないと、同調したことになるんですってそりゃあ大変だ!そろそろ問題にしよう。