奈良さんが憤慨している。
http://news.livedoor.com/article/detail/8132332/
そりゃそうだ。
ラッセンなんかトイレットペーパーにもならん。国産なだけヒロヤマガタの方がまだマシ。
まあラッセンも最初は純粋にイルカの絵を描きたかっただけかもしれないけど、結局は浄水器や宗教と見分けがつかない代物になってるわけだし、あんなのと一緒くたにされたらそりゃ奈良さんでなくても怒るよね。
で、何が驚いたって
「ツイートは、武蔵野美術大学の一部学生達に好き・嫌いなアーティストを聞いたところ、嫌いなアーティストのトップに村上隆さんが選ばれ、草間彌生さん、会田誠さんらが続いたという内容だ。」
ほー
この3人が嫌われてるの?美大生に。
なぜ。
いやちょっとでもその3人は全然違うよね。ね?
村上さんの方が若干ラッセンに近いかもしれないけど、購買層が全然違う。彌生は病気を昇華させた天才だし、会田誠はアングラ踏み絵だし。とにかく違う。3人とも大成功してるぐらいしか共通項がない。
いやあたしも会田誠はちっともわからない。村上さんはもう記号化しちゃってて佐藤可士和と間違えるぐらい。でも彌生は好きなんだよ、生き様がいい。ウニを最初に食べてみた変人が大絶賛されてるみたいで。
本能的に危険信号が出て直視できないっていう点では、彌生と会田誠はがっちり通じるんだよね。でも彌生はひたすら抽象的なのに会田誠はリアルだ。敷衍する手間がいらない。見えるようにしか見ないのが大衆なんだから、芸術は大衆に媚びちゃいけないってことだよね。