こないだ、夕方に咳き込み始めた顧問をそこの小児科に連れていったら、388点請求された。
388点の内容が、これ。
「いや、音はしないけどねえ」
「さっきホクナリン貼って、ムコダインとメプチンも飲ませてるので少し落ち着いてきたんだと思うんですが(でもこんなのすぐ効くわけじゃないから絶対にまだ狭窄してる)、この様子だと夜にきっと増悪すると思うので、念のため吸入できたらなと思って、、、」
「んーじゃあいつも行ってるとこ行ったら?もう1年近く間があいてるしね」
「いえあの病院、午後は予約診療だけなんですよ」
「ERあるでしょう?ER行けばいいんじゃない?」
「えっERですか?」
「だっていつもそこに行ってるんでしょ」
喘息患者の胸の音聴くのに深呼吸もさせないような医者に、上得意でもないのに面倒なんかみてやるか的な態度で追い返されて、しかも上ってきた明細見たら388点。目疑ったよほんとに。
特定疾患療養管理料225点てこれ何??
時間外対応加算2、111点て更に何これ??
で調べてみたら、特定疾患療養管理料というのは
生活習慣病等の慢性疾患について、かかりつけ医師が治療計画に基づき、服薬、運動、栄養等の療養上の管理を行った場合に請求されるもの
らしい。藪め。
1年近く診てない患者をERに転送するのが管理ですか。ふーん。何もないならER行けっていうのがそもそもとってもおかしい話だと思うんですけどね。
と、腹の虫が収まらなかったので後日厚生局に電話。
「特定疾患療養管理料を加点するということは、カルテに、治療計画が書いてあるということになります」
「どこも悪くないからERに行くよう指示するのも、治療計画のうちですか?」
「いやそれはちょっと、治療とは言えないと思いますが、とにかく、治療計画があるはずです」
ついでにこの時間外対応加算2について聞いてみたら
「夜9時(だったか失念)まで電話対応が可能、ということです」
「診察券には夜6時までって書いてありますけど、その後もこの診察券に書いてある番号にかけたら繋がるってことですね?」
「診察券かどうかはわかりませんが、とにかく、夜も繋がるということがわかる形で、例えば張り紙なんかで患者さんに周知してあるはずです」
絶対留守電に違いない。こんどかけてみる。
でこの藪並みにおかしいのが。
これ不正請求だと思うんですけど、どうすれば訂正してもらえますか?と聞いてみたところ、患者が直接診療所にかけあって頂戴よと。
医者なんてこの辺は選び放題だけど、もしあたしがこういう藪1軒しかないような僻地に住んでる老人だったら、「カネ返せ」なんて言いに行くとはとても思えない。顧問は負担ゼロ割だけど、そういう問題じゃない。
厚生局から診療所に訂正するよう言ってもらうことはできないんですか?と聞くと、「今後はちゃんとしてくださいという指導ならできます」というから驚いた。
小銭泥棒に寛大な日本の医療、本当に頭が下がります。社会保障費の一体何割がこういう藪の懐に。
去年肝炎の血液検査でこの藪のとこ行ったら、採血がもうありえないほど下手糞で、案の定神経傷つけられてしばらく後遺障害あったのよ。日赤や広尾や献血ルームの看護士の手際を知ってるなら、あんな若造の手腕なぞ推して知るべしだったのに。悔やまれる。
しかも検査結果が来てないような気がするんだよね。結果通知の配達ミスか、区役所が発送してないか、藪が処理してないか。どれだ。肝炎て基本的にSTDだから心配してないけど、だから見なくていいというものでもない。
で、2択なんだけど。
厚生局に電話して「ここの診療所が不正請求やってるので指導入れてください」と言うか、藪に乗り込んで「これ訂正してください」と言うか。
どうせもう行かないから、後者でいいかもしれない。問題は、どっちが効果的か。
その前に、肝炎検査のこと区役所に問い合わせとこ。