晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

野田聖子のこんな動機。

医学的には、(遺伝的につながりのある)彼女の子供のほうが実子なのに、実子じゃない私の子供が実子になってしまうという法律の矛盾を明らかにするには、私が治療を受ける側に来ないと、一般の人はわからないだろうと思いました。

 彼女の名誉や、裁判で負けたことが悪いことではないことを立証していくうえで、たまたま自分が治療の対象になれるのなら、これこそ国会活動だと思いました。愚民どもにこの法律の矛盾と、卵子提供は免疫不寛容で奇形児が生まれる可能性とを普く知らしめるため、医療費という名目で愚民どもの税金を何億円でも遣って息子を生かし、そして息子の命をかける仕事かなと思います。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=32687

赤字は勝手に補完。

 自分が守りたい人のためにいい政治を求めるのは、すごくかっこいいなと思います。その家族が、自然に生まれた子でも人工的に生まれた子でも等しいと言えれば、自民党も最高だけど、差別するところに問題がある。妻との間に生まれた子と愛人に生まれた子に差別があるのはおかしいと思います。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=32732

この赤字は本人の発言。なぜおかしいと思うのか、まずはそこを語れ。自分の親が妾の子で苦労した話とか。
それで事実婚推進派だったのに出産で結局入籍しちゃって、その途端に

私のこれまでの政治活動に欠如していた部分で、保守政治家が極めなくてはいけないのは、普通の幸せを守ることです。普通とは、父、母、子供がいる家庭が原点。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=45007

フツーフツーと言い出した。たりめーだよ日本じゃ社会を構成する最小の契約単位が家庭なのよ。
でもやっぱり

法律で「すべての出自の子供を実子とする」とすれば、卵子提供であろうと、代理出産であろうと、養子であろうと、妾の子であろうと、みんな一律、自分の子供となるのに、法律がそうなっていない。国に悪意があるから、国民に(子供への)差別感ができてしまいます。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=45093

赤字は俺の補完。
国に悪意があるんじゃない。日本の国民性の延長なの。法律っていうのはその社会の常識を明文化したものなの。だから野田聖子の主張はつまり、愚民よ貴様がその常識を変えろということ。自分の出自にかかわるルサンチマンを矯めるために法律を変えろと。
「実子も養子も婚外子も全部同じ」これの一体どこが保守なんだ。頭おかしい。