朝のニュースで平泳ぎ。
平泳ぎ?
手がないのに平泳ぎ?
手のある人とない人が平泳ぎで同時に競うの??
頭がハテナだらけ。
顧問くちあんぐり。あたしもあんぐり。
腕がなくても泳げるの???平泳ぎで???
そしたら、日本の、両腕のない人が銀取ったの。
ああパラリンピックの競技ってものをきっと今まで見たことなかったんだ、あたしは。感動した。
極一部の才能及び根性のある物凄い障害者つまりエリートが競い合うパラリンピック。星野富弘のような。
あの日もし、鉄棒から落ちてさえいなければ。
もし落ちていなければ、皆と同じであれば、今よりもずっと「当たり前に豊かな」人生だっただろう、と言えるかどうか。
生物の進化は、環境から受けるストレスとそれを打破するための必然として起こったのだという話をありありと思いだす。両腕がないのが当たり前の世界なら絶対に泳ごうなんて思わない。