友人Mは江ノ島に移動するとかで。
こだまに乗るのも久しぶりすぎて、何がなんだかわからない。
全速力で通過していくひかり。
上りの混み具合を知りたくてそれをじっと見ていたら、ものすごい轟音と風圧。動体視力には自信があるのに混み具合なんてまったく把握不可能。
吸い込まれそうなその迫力と、吸い込まれたら確実に死んでしまうだろう恐怖感。ひかりだから速いのは当然としても、あんなにも速いとこの世のものとは思えない。幽霊と同格。あまりの非日常的なその感覚に、身震いした。一言でいうと恐ろしかった。
駅弁買っといてよかった。こだまは車内販売がないらしい。
「ねえママ、寝る時はどんなふうに寝るの?」
車中泊する覚悟があったらしい。