シャープペンシルにしろと。
芯はB3かB4ぐらいの柔らかいヤツにしろと。
そのノックはペンの横、握ったままでできるデザインの物にしろと。鉛筆を削る時間もノックをする時間も惜しいからと。
テストは別としてノートには消しゴムを使うなと。消す時間も惜しいからと。
何時から何分かければ何時に終わってそしたら何ができるか、なんて気の利いた計算が子どもにできるはずはないからそれは親が細かく指示するんだと。
第一志望は落ちるかもしれないけど一番に行きたいと思う学校を選び、第二志望をこそすべてに落ちてでも絶対に行きたい学校を選ぶんだと。第二志望こそ鉄板でなければならないと。受験ですら、第一志望の試験の手ごたえが悪かったこれはもう落ちたと泣きながら第二志望を受けに行く子どもたちがいかに多いことかと。だから志望校の選択もさることながらその受験日程の構成も、すべては親にかかっているんだと。
と、開成その他7校全部に受かる秘訣を聞いた。
受験校全部に受かるような子の親の言うことは自信と実績に裏打ちされていて、それこそ、そういう業界紙の記事になってもおかしくないほど嘘がない、ということだけがわかった。