晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

福島第一原発、再測定でもキセノン検出

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111102-OYT1T01097.htm
 キセノンが検出されたのは1日に格納容器から採取したガスで、同日の測定ではキセノン133(半減期約5日)、キセノン135(同約9時間)ともに濃度は1立方センチ当たり約10万分の1ベクレルだった。
・・・
 東電は、臨界を防ぐホウ酸水を2日未明に注入した。注入後に採取したガスの分析で、キセノン133は未検出だったが135はほぼ同じ濃度で検出された。

順調に核分裂が継続してるんじゃん。
半減期が9時間のブツがゼロにならずにほぼ同じ濃度で再検出されたつーことは。
ホウ酸じゃウランの臨界自体は止まらないと思うんだけど。形にも寄るのかな。
ほぼ永遠に、同じような濃度で放射線と放射性物質が漏れ続ける。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ホウ酸
ホウ素の高い中性子捕獲能力を利用して、原子炉の核分裂で生成する中性子の吸収剤として利用されることがある。この場合は容易に水溶するホウ酸として利用することが多く、ホウ酸水の場合は冷却材も兼ねる。
なお、放射性核種の原子核崩壊は中性子がなくても自発的に起こるものであるため、吸収剤としてのホウ素は役に立たない

炉の温度高くないみたいだし。
中性子がないとすれば、ホウ酸水いれる意味あんの?
と、思ったら

http://ja.wikipedia.org/wiki/キセノン
キセノン135は中性子を吸収する能力(中性子吸収能)があり、原子力発電の分野では「毒物質」として働く。核分裂生成物として発生したキセノン135によるキセノンオーバーライドは原子炉の制御に大きな影響を与える。地下核実験では時間が経つにつれて大気中にキセノン133が放出されるので実験の成功・失敗の判断の一部にキセノン133の大気中への放出を調べることがある。

???
ホウ酸水じゃなくて、キセノン135が133を吸収したのかもねー。
ひょうたんからキセノンオーバーライド

http://ja.wikipedia.org/wiki/キセノン同位体
また、131mXeと133Xe、133mXeそして135Xeは235Uと239Puの核分裂反応によって生成するため、核爆発の指標に使われる。
人工的同位体である135Xeは原子炉の稼働において非常に重要である。135Xeは2.65×106 bという非常に大きな熱中性子断面積を持ち、核反応を減速または停止する中性子吸収体としての役割を担う。

当たりじゃん。
ホウ酸水いらないんじゃないの。パフォーマンスじゃん。

http://ja.wikipedia.org/wiki/放射性崩壊
半減期の短い核種は、どんどん崩壊していき放射能を失っていくが、短時間に多量の放射線を放つため直接的な被曝の危険度が高い。
半減期の長い核種は、少しずつしか放射線を放たないので一時的に被曝する放射線量は小さいが、いつまでも放射線を放ちつづけるため長期的な問題を抱えることになる。
特にウランやプルトニウムなどは最終的に放射能のない鉛に到達するまでには約20回もの崩壊を経由せねばならず、全量が鉛となるまでの総時間は、現実的な思考の及ぶ範囲を超える長さである。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110319-OYT1T00313.htm
米で微量のキセノン133…日常の百万分の1
・・・
福島第一原発の事故で飛来したものとみられるで間違いないが、その放射線量は日常生活で岩石などから自然に受けるレベルの100万分の1程度という。同局は「懸念するようなレベルの放射能は、米国に到達していないことを確認している」との見解を示している。

赤字は勝手に追加した。
福島からじゃなかったら、アメリカで核実験か原発事故やってるつーことでしょ。
プルトニウムとウランが、まだまだ崩壊し続けるんですね。あれっ3号機ってプルサーマルだったっけ?ああもう忘れてる。

ていうかさーこの記事探してたら「検出されたキセノン133が日本から流出したものかどうかは判断しにくい」とかいう感想書いてる人がいたんだよね。ちげーよ。問題はその量じゃない質だ。





ああそれにしても!たったこれだけ引用してくるのにまた「同位体」から読んでるあたしってホントに時間かかりすぎて馬鹿。原子と電子と陽子と中性子