泣き言をいわない、弱音を吐かない、グチも文句も言わない、いつでも前向きで後ろを振り返らない、というご立派な御仁が自分について何かを語ろうとするとき、そこには必然的に自慢話だけが残っている。
あくまでもご立派な装いなので自慢の体裁は成していないが、それを聞かされた相手の反応が「称賛」であるべき場合、それが自慢話でないとしたら一体何なのでしょう?
「自分をアゲる話をしたいだけで他人をサゲてるつもりはない、そしてこれは自分をよりよく語りたいだけだからオチなどない」という、寝言は寝て言え的な傲慢さに気付かない御仁が山のようにいるからこそ、そういうブログが山のようにあるんだろうと思う。