晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

私らしく、なんて雑誌のコピーみたい。

実体がない。私らしくトイレのふたを閉めたとか、私らしく電車はいつも駆け込み乗車とかならわかる。でも私らしくありたい、ってねえ。
私という個人が為す範囲を「私らしい」とするなら、それが「不愉快なことを絶対に我慢しない私」から「他人のことなんか思いやらないで傍若無人に振舞う私」までをもちろん包括するってことをちーとも考えてない。でも「私らしく」の「私」にそんな悪い響きはなさそう。でも具体的にどういう「私」なのかはやっぱりわからない。書いてないから。読んでれば何が「私らしい」かなんてそんなの簡単にわかるでしょってこと?
んでちょっとしょげてるときに「そんなのお前らしくないよ」なんて言われたらきっと素直に「そうよねこんなの私らしくない」とか涙をぬぐって肯いちゃうスイーツ。ものすごく、使い勝手のいい言葉。あたしもこれから使おう。