晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

「お義母さま、どうかそれはおやめくださいませ」

このときはまだ、彼女も「なぜ大事な息子の結婚を人々に年賀状で知らせてはいけないのか」が納得いかなかったようだが、あたくしがものすごい敬語で馬鹿丁寧に喋るときは「相手をコケにしている」か「とても怒っている」状態にあることを後々学んでくれたらしい。
更に本音を言うならこのときは両方だったわけですよ。「あんた馬鹿?+自己顕示欲のツールにあたしの写真なんかを使わないで頂戴」です。