晴釣雨読

As the train goes through the mountain path, leaning on the lightcyan window, only I would think about my fun.

十代のころ

私の弟は大層苦しんだ。無理もない。母親と、母親のコピーみたいなあたしがいるんだから。まだ若くて経験値的に彼は相当苦労したけど、今私はまだ彼には殺されていないと信じたい。
でも随分と前から、いつのまにか、弟のことは大切な友人になった。義妹もそうだ。なぜもっと早く、自分の子供についてもそう思うことをしなかったんだろうか。まだ私は、思考が浅い。